上手くなるには

私は今年の8月くらいから、テニススクールに通っている。

前からちょっとやってみたいなと思っていて、今年の5月ごろに引っ越したところから歩いて5分の所にテニススクールがあったので、ちょうどいいやと思って通うことにしたのだ。

私は今、35歳で完全テニス初心者からスタートした。
テレビでテニスの試合とかをみたことはあったが、実際にインストラクターの方から球出しされたボールを打ってみると、まず相手のコートに打つことができない。

あさっての方向というか、まるでホームランでも打っているかのごとく、ボールがはるか天井のほうに消えていく。
真面目に打っているのだが。

私の運動神経が残念なせいでそんな飛び方しているのかと初めは思った。
しかし同じ初級者クラスの人の打つ玉を見ても同じようにホームランを打っているようだった。

その後インストラクターの方に、打ち返した玉が浮いてしまうのはなぜかということを伺ってみたところ、手打ちになっているのが大きな原因であることがわかった。

理屈としては次のような感じだ。

テニスで玉を打ち返すとき、しっかりと腰を回して体全体の筋力で打ち返すというフォームを身につけていないと、手や腕の筋力に頼った打ち返しになる。
すると、小さな筋肉でテニスラケットをコントロールすることになるので、打ち返すときどきでテニスラケットが上を向きすぎるブレが頻発するというわけだ。
(体全体の筋力を使った場合はそのようなブレが少なくなる。)

まあ理屈がわかったからといってすぐに実践できるわけではないが、手打ちをしないように体全体で返すの意識するとしないでは上達速度はことなるだろう。
意識したのが功を奏して、今月いっこ上のクラスにグレードアップできた。

物事の理屈をしり、その理屈を自分の意識にフィードバックして改善していくというのがスキルアップへの基本だと改めて感じた。なんとなくではダメなのだ。